『アメリカでホームステイする際に気をつけるべきこと』

こんにちは。アメリカで短期で留学をする場合や現地の生活を経験してみたいという時にはホームステイは1つの選択肢です。でも良いホームステイ先を探すのって難しそうなイメージがありますよね。知人が悪いホームステイ先に当たったと言う話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。 今回はアメリカでのホームステイ事情と良いホームステイ先を探す方法について解説します。

アメリカではホームステイ先の多くはホームステイをビジネスとして捉えている

ホームステイと聞くと和気藹々とアメリカ人家庭の中に入って週末は色々なところに旅行に連れて行ってもらってというイメージがあるのではないでしょうか。でも実際のホームステイはというと、多くの場合ホストファミリーがビジネス感覚で部屋を貸しているため、家にはあまりおらず会話もほとんどないといったことも往々にしてあります。もちろん全くないことはありませんし、すごく歓迎してもらったという方もいらっしゃるでしょう。あくまで確率論ですがホームステイでいわゆる「当たり」のホストファミリーに出会えるのは5回に1回くらいだと思ってください。   
都市部では家賃や土地の相場が高いためホームステイ先の滞在費が高くなりやすく、よりビジネスに捉えている人が多い傾向があります。一般論ですが都会に住んでる人は忙しい人生活スタイルを送る人が多く、週末などは自分でどこかへ遊びに行く人が多い傾向にあります。都市部だとその分娯楽は多く、電車などもある場合があるので自分で出かけやすいというのはメリットです。   田舎や小規模の街でのホームステイの場合滞在費は低い傾向にあり、ホストファミリーもゆったりとした生活スタイルの人が多い傾向にあります。そのため週末も家でのんびり過ごす人が多く、滞在中により仲良くなる機会があると言えます。
一緒にショッピングに連れ出してもらったり街を車で案内してもらうなども小規模の街のホストファミリーの方が多いです。一方、車がないとどこも行けないようなTHEアメリカの田舎の場合、自分で気軽にどこか行くということもできないのはデメリットでしょう。

ホームステイをする前に持っておくべきホームステイに対する考え方

それでも語学留学のためにホームステイをしなければならない、短期留学のため家を借りるまではしたくないという方もいると思います。
私自身ホームステイに反対というわけではなく、読者の方にはホームステイには上記のような良いことばかりではないということを覚えていて欲しいのです。つまりホームステイをすれば英語力が勝手に伸びる、ホストファミリーとの生活はワクワクだらけというようなことは必ずしも起こらないと割り切って欲しいということです。いいホストファミリーに当たったらラッキー程度に思っておくと貴重なアメリカでの滞在期間をもっとプラスに捉えることができます。
直接的ではありますが、はっきり言えば短期の(例えば2週間程度の)期間でホストファミリーの家に泊まって滞在したからといって英語力がぐんと伸びるということなどないのです。
その代わり短い期間でもアメリカに住んで現地の人の住居に入り、生活の様子を少し見えるだけで新しく発見できることはたくさんあります。短期での滞在の場合、自分にとって新しい価値観を発見することや他の国の様子について少しでも知れるだけで今後の自分の人生のプラスになることはたくさんあります。

どうやって良い滞在先を見つけるか

良いホストファミリーを見つける確率を少しでも上げるにはどうすればいいのでしょうか。
語学留学の場合
語学留学をする場合、大学内の語学学校で1学期まるまるなど長期で滞在する場合ホームステイではなく大学の寮に泊まるべきです。理由は周りにはネイティブのアメリカの大学生や英語の堪能な留学生がたくさんいてホームステイをするより会話や現地の文化に触れる機会がたくさんあるからです。
アメリカの大学内では四六時中、色々なイベントが開催されており刺激が多いと思います。またキャンパス内にはCampus Securityが駐在しているため比較的安全です。 語学学校のみで経営されている場合、寮はないので、その際にはホームステイが選択肢に挙がります。自分で調べることもできますが、通う予定の語学学校に紹介できるホームステイ先があるかどうか事前に聞いてみましょう。以前、その語学学校の生徒を泊めたことがあるホストファミリーなどはゲストである留学生に対するコミュニケーションの取り方に慣れている方も多く、色々とケアしてくれる傾向にあります。 ただし、ホームステイをする場合は最初はなるべく短期(1、2週間くらい)で予約をして良かったらそのまま延長して、あまり歓迎してくれないようなホームステイ先ならその期間終了後に別のホストファミリーを探すようにすると良い。 自分でインターネットのホームステイウェブサイトを活用して選ぶ場合、レビューの数と評価などが見れるものを活用することをオススメします。  
語学留学の学費に関してはこちらから。
 
旅行メインのアメリカ滞在の場合
現地の生活を味わうというより、旅行に重きを置いたアメリカ滞在の場合、ホームステイというよりAirbnbなどの民泊サイトを使って滞在先を見つける方がレビュー数や評価に基づいてきちんとホストの情報を調べられるのでオススメです。
もちろん民泊サイトのホストはビジネス感覚で行っている人も多い一方、長期で住むゲストはより「家庭の一部」になれる可能性があります。民泊ではゲストは長くても同じ場所に1週間くらいしか泊まらないのでホストもそこまで仲良くなろうなんて思いませんが、それ以上の滞在者となるとハウスのルールもより理解したり、ホストと会う機会も増えるためかなり仲良くなることができます。
私自身、Airbnbを使ってアメリカで同じホストの家に1ヶ月滞在した時は平日の夜などに一緒に映画を見て談笑したり適度に家庭の一部になっていました笑
 

大学留学の場合  

大学への正規の留学の場合、寮に住まなければいけない、もしくは住まなくても良いという選択肢があっても寮に住むべきです。前述の通りホームステイよりは寮の方が圧倒的に英語力はもちろんアメリカの生活を味わえますし、何よりキャンパス内に住むことの利便性が高いからです。

まとめ

    ・アメリカではホームステイをビジネスと捉えるホストファミリーが多いので事前にホームステイはこんなものだと思っておく(割り切る)
    ・都市部でのホームステイより田舎でのホームステイの方が「良いホスト」に当たる確率は高いが、その分ホストに頼らないとどこか出かけられない
    ・インターネットのホームステイウェブサイトを活用する場合、レビューの数や評価が見れるものを使う
    ・旅行メインの滞在の場合Airbnbなどの民泊サイトの方がレビューなどからホストの情報や家の様子など正しい情報を得られるので快適に過ごしやすい
    ・大学留学の場合はホームステイではなく寮に住むべし
いかがでしたか。ホームステイ先や良いホストを見つけるのは実はかなり骨の折れる作業でなかなか難しいことが理解してもらえたら幸いです。
最後に一つ強調したいのはホームステイがダメだということではなく、事前に割り切った姿勢を持つことがとても大事だということです。今の時代、自分で簡単にインターネットなどでホームステイ先を見つけることもできるので色々と調べて決めるというのも費用を抑えられて良い手です。
ではまた。
 
Amerism