『アメリカの夏休みは長い!留学中の夏休みって何をすべき?』

こんにちは。日本の夏休みに比べてアメリカの夏休みはとても長く、義務教育期間(小学校〜高校)であれば2ヶ月(6月〜8月中ば)、大学生であれば3月以上(5月~8月中ば)学校に行かなくて良いのです。 でもそんな長い休みをどうすごせば良いのでしょうか。今回は長いアメリカの夏休みを有意義に過ごせるようにする方法をご紹介します。
 

 

夏季講習を受講する

大学や高校留学でアメリカに行く場合、夏季講習(summer school)が学校側から提供されています。特に大学ですと1、2年次にとっておくべきGeneral Education(一般教養)のクラスが多くあるので、夏季講習にそれらを受講することもできます。 ですが夏季講習はもちろん無料で提供されるわけではなく、単位数×何ドル(例:3単位×$700=$2,100)という形で授業料が通常の学期の分とは別にかかります。
【夏季講習を受講するメリット】 上記のように別途お金がかかってくるため自分の4年間のスケジュールをきちんと管理できて、通常のFall/Spring Semester(秋/春学期)で全ての授業を終わらせるプランを立てられれば逆にSummer Schoolを受講する必要は全くありません。
Summer Schoolを受講するメリットはどのような人にあるかというと飛び級や早く卒業したい方です。例えば通常は4年かかる大学生活を3年で終わらせるためにSummer Schoolを受けて単位をたくさん取得して早く卒業することができます。アメリカの大学の学費は日本のものよりも高額であり、1年間早く卒業できるだけでかなりの費用の節約につながります。そのため多少Summer Schoolのために学費を追加で払ったとしても回収できてしまうという仕組みです。 夏季講習は留学したての留学生にもメリットがあります。留学して1年目というのは新しい環境、英語のみでの生活など授業以外にもやらなければならないこともたくさんあります。夏の間のSummer Schoolに授業を受講して通常のFall/Spring Semesterに多少の余裕を持たせるということは、特に留学したての1、2年目には良い成績をキープするためには有効な油断です。
 
夏期講習に関する詳しい記事はこちら。
 

 

インターンシップ

大学3、4年次(Junior/Senior)にはインターンシップを夏の間にする学生も多くいます。留学生の場合、学内で週20時間まで働けるのですが、インターンシップとなると話は別でCPT(Carricular Practical Training)と呼ばれるプログラムへの申し込みを経てでないとインターンシップ(つまり学内外、有給無休問わずのフルタイムジョブ)をすることができません。
CPTに関してはこちらの記事に詳しく書いてありますのでご覧ください。
またCPTへ申し込む際は必ず学内のInternational Officeのスタッフに話を通すこと
まれに自分の学部からインターンシップの話を教えてもらい、CPTを経ずに勝手にインターンシップを始めてしまうなんてこともありますが、これをしてしまうと不法労働とみなされ強制帰国させられてしまいます。
インターンシップの経験は卒業後の就職活動の際にも評価の対象になりますし、アメリカではインターンシップをしないと卒業できないという大学も多数ですので、夏の間に実務を学ぶというのは有効な夏休みの使い方です。
 

 

教授の研究の手伝い

留学生も含め夏休みに教授の研究の手伝いをアシスタントとして無給で行う学生もいます。教授にゴマをするためではありません笑。
特に理系分野の専攻で多いですが、実験などのお手伝いを夏休みの時間に余裕がある時に行うと普段の授業中には教えてもらえないような深いことをその道のプロである教授に手取り足取り教わることができます。教授も自分の行っている研究を他人に理解してもらえたら嬉しいですし、単純に手伝ってくれる人が必要な場合もあります。
先ほどゴマをするわけではないと言いましたが、こういった経験は就職の際に必要になる推薦状(recommendation letter)を教授に快く書いていただけることにつながります。
 

研究する

自分自身の研究を夏休みの間進めていくこともできます。大学の中には夏の間の学生への研究に補助金を出してくれる学校もあり(もちろんきちんとした審査がありますが)、学生の研究活動を奨励しています。長い夏休みだからこそ集中して自分の専門分野に関して学ぶ良い機会なのではないでしょうか。
 

帰国する

夏休みは長いので日本に帰ってリフレッシュすることももちろんできます。というよりは留学生の間では一番メジャーな選択肢でもあります。
飛行機代は安くはないですが、アメリカにいると夏の間たくさんお金を稼ぐことも難しいですし、寮への宿泊費なども別途かかってきます。そのため日本に帰って夏の間に有給インターンやガッツリアルバイトをすることもできます。実家に帰ればその分宿泊費がかからず家族に会えるなど帰国するメリットもたくさんあります。
 

 

アメリカに残ってゆっくり過ごしたり旅行する

アメリカに残って普段気軽に行けないような場所に遠出したり旅行することもアメリカの夏休みの長さなら可能です。レンタカーを借りてアメリカを縦断、横断など広い国土を持つアメリカならではの旅の仕方もあります。また寮でゆっくりしたり、現地の友達と遊んだりなどアメリカの夏を感じるのも有意義な時間の使い方です。
 

 

まとめ

アメリカでの長ーい夏休みを過ごす方法には * 夏季講習を受講する * インターンシップをする * 教授の研究の手伝いをする * 自分の研究をする * 日本に帰国する * アメリカに残って旅行したりゆっくりアメリカの夏を楽しむ など様々です。3ヶ月ほどある夏休みをどう使うかは卒業後の就職や進路へ大きく影響すると言っても良いので是非有意義な時間になるようにできたら良いですね。
ではまた。
 
Amerism