『アメリカへのビザの種類-留学するためのビザとは-』
こんにちは。アメリカへ留学したいのだけれども、ビザの種類がたくさんありすぎてわからない。。
確かにアメリカには色々なビザの種類があって、どのビザを取得するべきかわからなくなりやすいと思います。
今回はそんな方へ、留学に必要な学生ビザを紹介したいと思います。
学生ビザには2つの種類がある
まずは本題である留学生のための学生ビザの種類から紹介します。アメリカへ留学するための学生ビザには3種類ありまして、
* F-1
* M-1
の3種類です。
1. F-1ビザ
F-1ビザは一番メジャーな学生ビザで学位留学でアメリカに留学する場合(私立高校、大学)必要なビザです。F-1ビザの有効期限は一般的には5年間です。というのもアメリカの高校や大学は4年間での教育プログラムが組まれていて、4年プラスもう1年保険であれば大抵の人は卒業していくからです。F-1ビザの申請料金は$160です。(2019年現在)
さらに語学学校への留学もF-1ビザが必要です。特に90日間を超える滞在や、週に18時間以上授業を受ける場合の語学留学でもF-1ビザの申請が必要です。
週に18時間以内の授業日数でかつ90日以内の短期での語学留学の場合はESTA(電子渡航認証システム)での渡米が可能です。
F-1ビザを持っている際は、キャンパス内でのみ週20時間以内の就労が認められていることも特徴です。
結婚をして子供を持っている方が、F-1ビザを取得して米国へ大学(院)留学などをする場合、配偶者や子供はF-1の家族ビザに申請をします。
F-1ビザ取得者は学校を卒業後、進路決定のための猶予期間が60日間与えられます。この猶予期間のことをGrace Periodと呼び、留学生は帰国する前にアメリカを旅行したり、他のビザに切り替える準備をしたりすることができます。
2. M-1ビザ
F-1ほど有名ではないものの、もう一つの学生ビザとしてM-1ビザがあります。M-1ビザは職業のための専門知識を習得することを目的としたビザです。例えばパイロットやメイク、ダンスの専門学校などです。主にCommunity CollegeやJunior Collegeの職業訓練コース(Vocational Program)に参加する学生がM-1ビザを取得します。
F-1ビザと違う点は学内でのアルバイトも禁止されていることと、Grace Periodが30日間であることです。このM-1ビザは学位の取得を目的とはしていないことも特徴の1つです。
配偶者や子供に対してはM-2ビザが与えられます。
学生ビザとは違うけど、大学で見かけるJ-1ビザとは?
交流訪問者ビザと呼ばれるJ-1ビザは目的がF-1ビザとは異なり、人材や技術、知識の相互間での交流を主たる目的としています。これはどういうことかというと、例えば、日本の4年生大学を卒業した学生で海外で日本語教師として日本の文化や言語をアメリカの人に教えたいという場合、大学(または短大)卒業後、J-1ビザに申請して現地の大学でTeaching Assistant(TA)として日本語学部の教授のクラスを手助けしながら働くといった場合です。
有資格者は大学または短大を卒業した者です。
J-1ビザでは有給の仕事や無給のインターンシップなどにもつけるのがF-1ビザやM-1ビザとの違いです。
J-1ビザ申請者の配偶者や子供はJ-2ビザ(家族J-1ビザ)を取得します。
J-1ビザを管轄するのはアメリカ国務省(United States Department of State)で、勤務先の雇用主はこの国務省がきちんと認めた雇用主とそのプログラムでなけらばいけません。F-1ビザ・M-1ビザは米国市民権・移民局(United States Citizenship and Immigration Service)なので、そもそも管轄が違うということも特徴です。
まとめ
学生ビザには2つの種類がある。
・ F-1ビザ・・・学位取得のためのビザで主に長期での留学のためのビザ
・M-1ビザ・・・職業訓練をするためのビザでCommunity CollegeやJunior Collegeの職業訓練コースに参加する場合に必要
・ESTA・・・旅行者用の認証システムで90日以内かつ週に18時間以内の授業時間の語学留学の場合も使える許可証
・J-1ビザ・・・交流訪問ビザと呼ばれ国間で人材や技術、知識の相互間での交流を主としたビザ
いかがだったでしょうか。学生ビザやアメリカで留学する際には留学の目的によってビザの種類が違うということを学べたのではないでしょうか。
自分が必要なビザの種類を知ることは留学への第一歩です。しっかりビザを理解することは留学生の「責務」でもあるのできちんとビザの内容、制限などを頭に入れておくとスムーズな留学準備を送れるのではないでしょうか。
ではまた。
Amerism