『アメリカ留学の種類:短期留学編』
こんにちは。今回は漠然とアメリカに留学したいと思っているけれど、どの留学形態で留学するか悩んでる方へ、アメリカ留学の種類について解説していきます。この記事では特に短期での留学に焦点を当ててお話ししいきます。長期での学位留学にも興味がある方はこちらの記事をどうぞ。
交換留学
交換留学は一般的に日本の大学や高校から海外の提携校の学校に短期間(6ヶ月/1年など)留学することを指します。逆に現地の学校は提携先の日本の学校に日本に興味がある学生を交換留学生として派遣します。現地の学校に留学して現地の人たちと同じクラスに通って実際に外国の授業を体験することができます。
日本の外国語学部のある大学はもちろんのこと、学生数の多い大学などはアメリカのみならずたくさんの外国の提携校を持っています。
交換留学のいいところは日本の自分の所属している学校に授業料を払えば良いので、アメリカなどの学費の高めな学校の学費レートで払わなくて良いことです。事前に同じ高校や大学内で交換留学を目指す他の生徒を見つけ、ともに留学に向けて準備や情報の共有などをしやすいというメリットもあります。
反対に交換留学では一般的には海外の学校の学位を取ることはできないので、海外の大学を卒業したいという方には不向きです。大きい大学にはたくさんの提携先の交換留学先の学校が用意されていますが、それでもアメリカの総大学数4,000校を考えたときに、選択肢は少ないというのが現状です。
余談ですが、日本の大学の中には交換留学生として留学しつつ日本の大学とアメリカの大学などの現地の大学の学位を取れるプログラムを用意している大学もあります(デュアルディグリー留学などとも呼びます)。この場合日本の大学で2年間、アメリカの大学で2年間留学して両方の学校から学位をもらうことができます。
デュアルディグリープログラムをしいている日本の大学は選ばれる留学生の基準(英語力や学業の成績)に高い基準を設けていることが多いので、1年次から良い成績をキープする必要があります。)
語学留学
【私立の語学学校】
語学留学は「英語力の上達」を目的として、海外に留学し基本的には英語のクラスだけを取ります。周りの生徒は自分と同じように英語を勉強するためにきている生徒のためもちろん英語のネイティブではありません。
英語のクラスはリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングと分かれています。
語学学校の学費は現地の大学に留学するよりも安く、期間も柔軟に選べることが特徴です。夏休みなどのまとまった期間だけ留学することも可能です。自分の英語のレベルに合わせた英語のクラスを取ることができるので、周りは上級者ばっかりで全くついていけないということもありません。反面、ネイティブの人は学校内には先生だけになってしまいますので、ネイティブの英語を聞いたり話したりする機会は減ります。
語学学校には大きく分けて2つの種類があります。
① 語学学校のみの学校
② 大学内にある英語学校
1. 語学学校のみの学校
語学学校のみの学校というのは運営しているのが語学学校の団体そのもので、語学学校がビルの中に入ってる場合や(日本の駅前留学をイメージするとわかりやすいかも)、小さい敷地に語学学校が立っているものをさします。
多くの場合、大都市圏に位置しており(アメリカでいうとロサンゼルスやニューヨークなど)、車の持っていない留学生でも公共交通期間を使ってその都市を満喫できるような場所にあることがほとんどです。その分必然的に物価が高くなってしまうのも反面です。
2.大学内の敷地にある英語学校
語学学校の中には大きな大学内のキャンパスに英語学校(ESL)として設置されているものをさします。生徒の中にはTOEFL iBTの点数が大学の求めているスコアに足りず正規の学生として入学する前に英語学校でクラスをとっている学生もいます。TOEFLの点数が基準に満たないと、大学の普通のクラスに登録して、卒業することができないので「お尻に火がついたように」勉強している学生が多い印象を受けます。
いかがだったでしょうか。語学留学は長期までとは言わない期間で、自由に期間を指定して留学できるということで、大学生を始め社会人の方にも利用されています。学位留学はちょっとハードルが高い。。という方はまず語学留学で留学することの第一歩を歩んでもいいかもしれません。
ではまた。
Amerism