『アメリカの携帯キャリアの選び方』
こんにちは。皆さんの多くが大手の携帯キャリアであるdocomo、SoftBank、auのうちどれかを使っていると思いますが、渡米した際にはどの携帯会社を選べば良いのでしょうか。
皆さんの中には渡米したらすぐに向こうでsimカードを手に入れて今使ってるスマホに差し込んで使いたいという方。渡米してから新しい携帯を買って契約したいという方といらっしゃると思いますが、どの携帯キャリア(携帯会社のこと)を選べば良いか迷いますよね。
今回の記事ではアメリカでの携帯キャリアの比較と選び方について解説していきます。
アメリカ3大携帯キャリア
アメリカには3大携帯キャリアが存在します。
・Verizon Wireless
・T-Mobile US(TMUS)
・AT & T Mobility
【Verizon】
ベライズン(またはベライゾン)と呼びます。Verizonの特徴はなんといってもアメリカで一番ネットワーク環境を広くカバーしていることです(4G)。多少の大小はあるもののアメリカのどこにいても通信できると言えるのがVerizonの強みです。さらに通信速度をとっても他社を圧倒してると言えます。
【AT & T Mobility】
Verizonに次ぐアメリカ第2位のキャリアがAT & TでVerizonと同様にアメリカのほとんどのエリアをカバーしています。一部のネブラスカ州やワイオミング州ではカバーしていないエリアもありますが、それ以外でつながらないところはほとんどないと言えます。
【T-Mobile US(TMUS)】
T-Mobileはドイツの携帯会社でアメリカだけでなくヨーロッパにもそのエリアを拡大している会社です。鮮やかなピンク色のロゴや店内の内装がとてもカッコイイです。T-Mobileの特徴はベライズンやAT & Tに比べて料金が平均して$10ほど安いことです。
アメリカでは第3位の携帯会社という位置づけで、カバーされているエリアもVerizonほど広くはありません。特にWyoming州やMontana州などの北部の州はカバーエリアが狭いので気を付けましょう。MagentaやT-Mobile Oneといったプランに加入していれば日本に一時帰国の際もT-Mobileの回線を使うこともできます。
2020年4月1日に正式にT-Mobileが米国第4位の携帯会社だったSprintを吸収合併(merge)しました。
T-Mobileとは別にSprintに関しても少し解説します。
Sprint日本の携帯会社であるSoftbankが2013年に買収しました。
Sprintはアメリカの東海岸や一部の大都市では通信領域が広がっているものの、ロッキー山脈を含めた地図上の西側のエリアはあまりカバーされておらず、通信速度も遅いというのが当時は特長でした。反面SoftBankの回線を日本に一時帰国した際などJapan Roaming Planに加入するだけで使えるのは日本からの留学生にとってはメリットであったと思います。
そんなSprintが米国第3位の、T-Mobileと合併してT-Mobile USとして生まれ変わりました。これによりアメリカの大手携帯会社が日本のdocomo、au、softbankのようにVerizon、AT & T Mobility、T-Mobile USという3強状態になったのです。
キャリアの選び方
プリペイドにするか契約するかによっても料金の相場は変わってきますが、ざっと目的別のキャリアの選び方を紹介すると、
* 通信速度・エリアの広さで選ぶならVerizonかAT & Tで、料金を気にしないならVerizon一択
* 料金の安さで選ぶならT-Mobile
* バランス型はAT & TかT-Mobile
* 一時帰国の際にアメリカの携帯をそのまま使いたいならばT-Mobile(プランによって使用不可の場合あり)
ただし価格という面で決める際にはこれら大手の回線を使った格安Sim会社が多数存在するため、データをあまり使わなくWiFi環境下に長くいることが見込まれる人などは格安Simを選ぶ方が良いケースがあります。
なので個人的に安さのみでT-Mobileを選ぶことオススメはしません。今回は紹介しませんが、Virgin Mobile、US Cellular、Cricketなど格安携帯会社もたくさんあり競争が激しいためそれぞれのプランの料金が下がる傾向があるので消費者には優しいと言えます。
もう一つ、もちろんVerizonやAT & Tのカバー領域は広いのですが、アメリカの本当のどド田舎や山奥まで行くと圏外になることも多々あるので悪しからず。アメリカの田舎は甘くみちゃいけません笑
まとめ
・アメリカには大手携帯3社、Verizon Wireless、AT & T Mobility、T-Mobileがあり、それらの回線を使った格安携帯会社も多数存在する
・通信速度や範囲ならVerisonやAT & T、料金の安さと国外でも使えるプランのサービスならT-Mobile、または格安sim
・どの携帯キャリアを選んでも圏外になるようなど田舎もアメリカにはある
いかがでしたか。携帯電話は現代社会では情報収集のためのツールとして日々使うものでもあるので、渡米後にスムーズに利用する会社を決めて携帯を使えるように(Activate)したいものですね。
ではまた。
Amerism