『アメリカ50州網羅！-オクラホマ州編-』
こんにちは。「オクラホマ」と聞くと何を思い浮かべるでしょう？おそらく9割の方がオクラホマミキサーを連想するのではないでしょうか。今回はあまり日本で馴染みのないオクラホマ州について深掘りしていきます。
オクラホマ州の地理
オクラホマ州はアメリカの地図上で南に位置しておりテキサスの丁度真上にある州です。西にニューメキシコ州、北西にコロラド州、北にカンザス州、東にアーカンソー州、北東にミズーリ州そして南にテキサス州と6つの州と隣接している内陸の州です。
夏は暑く最高気温は38度くらいで湿度がとても高く日本のような蒸し暑さを感じます。
冬も比較的暖かく、2月の寒い時期でも平均8度くらいです。冬も雪は降りますがシーズンを通して降雪がある日が5日ほどと、冬はとても過ごしやすいと言えます。
州都はオクラホマシティ（Oklahoma City）でオクラホマのおおよそ中心に位置しています。
（参照：node.data.uri）
オクラホマ州の特徴
石油の州
オクラホマ州の第2の都市のタルサ（Tulsa）は「The Oil Capitol of the World」と呼ばれ、石油産業の中心地とされていました。近年ではその座はテキサス州のヒューストン（Houston）に奪われてしまいましたが、今なお石油産業が州の主要産業です。そのため自動車のガソリンは比較的他の州より安い。
オクラホマには全米でも珍しい石油工学（Petroleum Engineering）の学部がを持つ大学が複数校あり、中東の石油輸出国からの留学生や他のアジアの留学生もそういった専攻を学びに留学しにきています。
【先住民が多く住んでいる】
オクラホマには現在でも先住民（またはインディアン）の方がたくさん住んでおり（人口の約10％ほど）、独自の文化を形成しています。彼らの祖先たちは悲しい歴史を経験しています。アメリカの第7代大統領のジャクソン大統領が制定したインディアン強制移住法によって当時住んでいたインディアンの人々は土地を追われ西武に強制的に移住されました。インディアンの保留地（Reservation）は当時の政府との間の協定で残されており今なお保存されています。
オクラホマに住む人々はSoonersと呼ばれており、これはインディアンの居住地を後のクリーブランド政権が返還しようとする前にいち早くその土地を奪い返そうとしたインディアンの方たちを称するSoonerが由来となっています。
インディアンの民芸品などのお店などもオクラホマには多くあり、お土産なんかにも好まれています。
【人々の性格はゆったりしている】
オクラホマ州の人たちは性格的にゆったりとしている人が多いです。州の大半が田舎であり、小さなコミュニティをとても大事にしています。州全体としては保守的ですが、他人に優しい人が多いことでも有名です。
オクラホマの有名なもの
オクラホマシティサンダー
オクラホマには米国4大スポーツの1つであるプロバスケットリーグのNBAに所属するチームがあります。それがオクラホマシティサンダー（Oklahoma City Thunder）で、州都オクラホマシティ（Oklahoma City）にあります。前身であるシアトルスパーソニックスがオクラホマシティーに2008年に拠点を移してからサンダーの人気はとても高いです。
トルネード（竜巻）
オクラホマの有名なものとしてあまり良いものではありませんがトルネードが挙げられます。1年を通してトルネードは発生しうるものの特に春先の3月から8月くらいまでがピークシーズンです。（ピーク長っ。。。）
オクラホマの家は2階建ての家が少なく、避難用のシェルターにもなる地下室がある家がほとんどです。もしオクラホマ留学中にトルネードに遭遇し遠くに見えたら、いち早く建物の
中に避難してください。オクラホマの多くの公共施設にも地下シェルターが備え付けられています。
Route 66（ルート66）
「アメリカといえば」ですぐに名前の挙がるRoute66はオクラホマの東西を横断しています。オクラホマ州の州都であるOklahoma City（オクラホマシティー）や第2の都市のTulsa（タルサ）といった主要都市を通っており、これらの町のいたるところでRoute66の看板やお土産さんをみることでしょう。「Mother Road（母なる道）」と呼ばれるRoute66はアメリカの旧国道でありながら今なおアメリカ全土で愛されています。オクラホマ州を語るのにRoute66抜きでは語れません。
草原地帯
オクラホマ州はグレートプレーンズと呼ばれる大草原地帯の1つで、特に西側の地帯は見渡す限りの平地が広がっています。そのためそこら中に牧草地帯があり、牛や馬、バッファローがのんびりと暮らしています。
オクラホマ州立大学とオクラホマ大学
オクラホマにはオクラホマ州立大学（Oklahoma State University）とオクラホマ大学(University of Oklahoma)という２つの大規模大学が存在しており、お互いライバルとして長年スポーツで凌ぎを削っています。２大学間での試合はBedlum（不穏な騒ぎ）と呼ばれ、大学スポーツでありながら毎年凄まじい盛り上がりを見せています。２つの大学とも州立大学であり、どちらも25,000を超える学生数を誇ります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。オクラホマは日本にはあまり馴染みの州ではありますが、魅力がたくさんある州です。特にアメリカの田舎や南部のゆったりとした雰囲気が好きな方には最適な州であると言えます。
トルネードにはくれぐれも気をつけてオクラホマに是非訪れていただきたいと思います。
ではまた。
Amerism