『アメリカ50州完全網羅!-オハイオ州編-』

こんにちは。日本には47都道府県がありそれぞれの都道府県で特徴があるように、アメリカの50州にもそれぞれ特有の風土や特徴があります。今回は日本ではそこまで馴染みはないですが魅力たっぷりのオハイオ州についてお話しします。

オハイオ州の地理

まずはオハイオ州の地理について簡潔に紹介します。
・人口:11,614,373-第7位-(2016年7月時点) ・首都:コロンバス(Columbus) ・最大都市;コロンバス(Columbus) ・ニックネーム;The Buckeye State (national geographic kidsよりnode.data.uri
オハイオはあまり馴染みのない州とはいえアメリカで7番目に人口の多い州です。首都のコロンバスは州の約ど真ん中に位置しており、オハイオ内のどこに住んでいても片道約3時間から4時間くらいで行くことができます。コロンバスの他にもクリーブランド(Cleveland)シンシナティ(Cincinnati)といった第2、第3の都市も発展しており、都会へ行くには便利な州であると言えます。
オハイオ州のクリーブランド沿いからお隣の州であるミシガン州にかけて5大湖の1つであるエリー湖(Lake Erie)が広がっています。湖沿いにいくと海かと思うほど大きく5大湖の巨大さを思い知らされます。


オハイオ州の特徴

オハイオ州は夏の日照時間が比較的長く、夜9時頃まで明るい時期があります。冬は北部の州であり雪がたくさん降ります。氷点下20度を下まわる日もあり、留学する前は寒さ対策としてヒートテックなどを日本から持っていくのがよいかと思います。鼻水も凍りますのでご注意を。
オハイオ州には大きな州立大学であるオハイオ州立大学(Ohio State University)という超巨大総合大学があり、様々なスポーツが強いことで有名です。その中でも特にアメフトが強く毎年プロリーグであるNFLに何人も選手を輩出しています。
州全体として自分の出身大学に関わらず皆オハイオ州立大学を愛しています。オハイオ州内のどこに行ってもチームカラーの真っ赤なパーカーやTシャツを着ている人をみかけるでしょう。
歴史的背景としてオハイオ州のクリーブランドやエリー湖沿いは鉄鋼の中心地として産業革命以降栄えてきました。近年では情報産業の発達により鉄鋼業の地位は下降気味ではあるものの、今なお自動車の部品などの鉄鋼業が州の中心産業であると言えます。コロンバスやその周辺には自動車会社で有名なHONDAのアメリカ工場が多く点在していて、日本から駐在のために来ている社員さんもたくさん住んでいます。
そのためコロンバスには大きめの日本食スーパーなども多く(TENSUKE MARKET等)、日本人も生活しやすい環境であると思います。

オハイオ州で有名なもの

【アメフト】
オハイオ州には上記で挙げたオハイオ州立大学の他にもCincinati BengalsCleveland Brownsという2つのNFLチームが存在しています。そのためアメフト無くしてオハイオは語れないというほど州民みんなアメフトが好きです。オハイオ州に留学予定の場合は多少なりともアメフトについて知っておくと、友達との会話についていけるのではないかと思います。州内に2つ以上のNFLチームがある州はニューヨーク、カリフォルニア、テキサス、ペンシルバニア、フロリダとオハイオの6つの州だけで、人口の規模はもちろん州の経済規模指数を反映していると言えます。
その他にも野球のMLB(Cleveland Indians)、バスケットボールのNBA(Cleveland Cavs)、アイスホッケーのNHL(Columbus Blue Jackets)のチームもありアメリカ4大スポーツを網羅しています。オハイオに行くと年間通してスポーツの熱は覚め止まないでしょう。
【Ceder Point】
オハイオ州のクリーブランド近郊にCeder Pointというアメリカでも有名なテーマパークがあります。園内には17ものジェットコースター(Roller coaster)がありその数は全米でも第2位の数字です。チケットも$50ほどから買え、1日遊べると考えるとリーズナブルな値段と言えます。留学する場合でも旅行の場合でもCeder Pointはオハイオ州を訪れたら欠かせないスポットなので是非チェックしてみてください。  
【ロックンロール記念館】
クリーブランドのダウンタウン、エリー湖沿岸にロックンロールの殿堂記念館があります。記念館は歴史的に影響力のあった偉大なロッカーたちの作品やギターなどを飾ってあり、全てのロックファンを魅了する場所となっております。ロックファンではなくても隣にNFLチームのブラウンズのスタジアム、目の前に巨大なエリー湖が広がっていて行くだけでも楽しめます。
 
【National Museum of U.S. Airforce】
オハイオ州のデイトン(Dayton)には無料で入場できるNational Museum of U.S. Airforce(国立アメリカ空軍博物館)があります。様々な空軍関係の展示がありしっかり見ると半日以上かかります。オハイオは人類初飛行を成し遂げたライト兄弟の生まれ育った場所で、彼らはデイトンで育ち、オハイオにとって大きな存在です。博物館はライト兄弟の時代から、世界大戦等を時系列で展示しており、とても見やすく展示されています。大統領機なども展示されています。
 

まとめ

意外と日本には馴染みのないオハイオ州ですが、知ってみると意外と広く都会です。もちろんアメリカあるあるですが、田舎のところは超がつくほど田舎なのでご安心を(笑)
冬はとても寒いのでもしオハイオに留学するつもりでしたら寒さ対策も抜かりなくしてください。
ではまた。
Amerism