『アメリカ留学生活スタート!新入生オリエンテーションは超大事』
こんにちは。いよいよアメリカ留学のため渡米するとまずはじめにあるのが新入生オリエンテーション。新入生オリエンテーションは留学生にとってはとても重要です。
ワクワクドキドキの気持ちで渡米後、授業が始まる前の最初の1週間は高校、大学はオリエンテーションに当てられます。わからないこともたくさんあるアメリカ生活ですが、最初のスタートダッシュは失敗したくないですよね。
ということで今回は、セメスターと呼ばれる学期が始まる最初の1週目に行われるオリエンテーションのTips(秘訣)について書いていこうと思います。
オリエンテーションの目的
高校、大学のオリエンテーションの主な目的は友達を作ることと、寮生活に慣れることが挙げられます。留学生はもちろんのこと、私立の全寮制高校(ボーディングスクール)や大学はアメリカの学生にとっても生活の変化が大きいためオリエンテーションはほぼ全ての高校、大学で行われます。
ほとんどの新入生は秋学期が始まる8月に入学してくるため、オリエンテーションが大々的に1週間も行われるのは秋学期のみです。春学期に入学してくる学生へのオリエンテーションは行われるものの2日間くらいの小規模になります。秋学期に入学するメリットは新入生みんな一緒に入学するので友達を作りやすいことが挙げられます。
地方の田舎の高校を卒業後、大学のある都会の大学に入り、親元から初めて離れるという学生もたくさんいます。アメリカでは18歳になって高校を卒業したのに、親元を離れて自立していくという週間があります。逆に18歳までは田舎に住んでいて自分で車も持っていないので日本の人には考えられないほど過保護なんて家庭もたくさんあります。
国を超えてアメリカまできた留学生もこういった現地のアメリカ人の友達も作りやすい環境にあると言えます。友達は数が多ければいいというわけではなく、無理して気が合わない人と一緒にいる必要もないですが、とにかく話してその人となりがわからなければ、気が合う合わないもありません。オリエンテーションの段階からちょっとだけいつもの自分に無理をしてでも、いつもより少しだけ社交的になってみて、たくさんいろんな人と話してみるべきだと思います。その中でおのずと趣味が一緒だったり、専攻が一緒だったりと共通点が見つかり、仲の良い友達となっていくのです。
ここまで書いたことは当たり前のようなことですが、この当たり前のことがアメリカに行き慣れない英語を使って行われるとなるとなかなかできないものです。
次に、寮生活に慣れることもオリエンテーションが授業の始まる1週間前から始まる大事な目的の1つです。寮生活はほとんどの学生にとって初めてのことで自分の部屋にルームメイトが一緒に寝ているなんて生活はちょっとやそっとじゃ慣れません。
留学中のルームメイトとのトラブルはよくありがちですが、最初の1週間目で自分のルームメイトと絶対に反りが合わないなと思えば最初の1週間でルームメイトを変えるのもアメリカでは日常茶飯事です。それだけプライベートを大事にする文化があるのです。起床就寝の時間、テレビをみる時間等の違いなども、最初のうちは我慢できるものも徐々にストレスに変わるなんてこともありますから、早い段階でルールを決めておくと最初の1年間の寮生活がとてもスムーズになります。寮にはフルタイムのスタッフとしてRA(Residential Assistant)という上級生の学生が寮長のような形で一緒の寮に生活しているので、何かトラブルがあった場合や質問等があれば頼りましょう。
オリエンテーションの内容
オリエンテーションの中身は以下のようなものがあります。
* アイスブレーク(レクリエーションゲーム)
* キャンパス案内
* 授業や単位について
* キャンパスのルールや安全面への説明
* クックアウト(バーベキュー)
* 入学式
* プレイスメントテスト(数学等)
オリエンテーションの1日目、2日目はアイスブレイクといった形で10〜15人くらいの新入生と上級生のオリエンテーションリーダー1、2名を1チームとして、主にレクリエーションゲームを行います。室内や、ジム、屋外の芝生などを使って軽い運動程度の体を使ったゲームなどを行い、打ち解けあえるようにしてくれます。留学生でもルールさえわかってしまえば、こういったゲームでは英語力に関わらず他の学生と仲良くなりやすいので、思いっきり楽しみましょう。
キャンパスの施設の案内及び使い方について、実際にキャンパスを歩きながらオリエンテーションリーダーが説明してくれます。キャンパス内にはリス等がたくさんいて、アメリカのキャンパスは歩いているだけで楽しくなるでしょう。
他にも授業の進め方や学校の学業に関する規定などを聞いたり、キャンパスセキュリティーの方がキャンパスのルールや安全管理面のについてお話ししてくれます。どこの学校でも必修教科である数学のプレイスメントテスト(クラス分けテスト)もオリエンテーション期間中に行います(最近では事前に渡米前にオンラインでプレイスメントテストを行う学校もあります)。2時間ほど入学式を行いオリエンテーションは終了となります。
留学生用にオリエンテーションがある?
全ての学校ではないですが、留学生専用のオリエンテーションがある大学なんかもあります。特にリベラルアーツ系の大学で、あまり学生数が多くない学校では留学生の規模も必然と小規模になり、International Student Office(留学生事務局)のスタッフが車のない新入留学生のためにキャンパスのある街などを案内してくれます。
留学生用のオリエンテーションがある場合は他の新入生のオリエンテーションより1日、2日早く始まります。特に大学があるような街の近くにWalmartやTargetなどの大きなショッピングセンターがあり、寮生活で必要になるものはそこで購入するように促されるでしょう。リベラルアーツカレッジであれば、定期的に留学生のためにvan(大型乗用車)を出して買い物のために連れて行ってくれます。
リベラルアーツカレッジでは留学生に対するケアがウリともいえます。学校生活になれるというよりもアメリカに慣れるためのオリエンテーションです。ショッピング以外にも、State IDと呼ばれる州で発行している身分証や銀行口座の開設などまで手伝ってくれる学校もあり、留学生へのきめ細かいケアという点ではリベラルアーツカレッジはしっかりしている印象です。
銀行口座に関する詳しい方法はこちらの記事で解説しています。
自分と同じように国を超えてアメリカまでやってきた他の留学生とこのオリエンテーション中に仲良くなっていくと文化の違いや入学前の不安などをシェアしたり心強い仲間ができます。アメリカという他民族国家を一番最初に味わうのは留学生用のオリエンテーションかもしれません。
まとめ
オリエンテーションの主な目的は友達を作ることと寮生活に慣れること
秋学期の方が大々的なオリエンテーションを行うので友達を作りやすい
小さなグループ単位で行い、リーダーが色々な企画を考え、新入生が学校に馴染みやすいように取り組んでくれる
リベラルアーツカレッジなど留学生専用のオリエンテーションがある大学もあり、留学生がアメリカ生活になれるよう助けてくれます
いかがだったでしょか。オリエンテーションは留学生活のスタートダッシュをうまく切るという点で非常に大事です。英語力に多少自信がなくても少し勇気を持ってたくさん話すようにしていると自然と周りの人たちと打ち解けれます。アメリカ人はおしゃべりな人が多いので、たくさん話して英語力も伸ばす絶好の機会です。
ではまた。
Amerism