『知らないとマズイ!留学生が覚えておくべき留学生としてのルール
こんにちは。ついに渡米日が決まって、アメリカにもうすぐ行くのはいいけど、留学生としての「DON’T(してはいけないこと)」って何だろうと気になりますよね。
知らない国に行くには旅行にしろ、留学にしろ、その国のルールや留学生としてのルールは知っておく必要があります。特にアメリカは色々と厳しいイメージがあると思いますが、厳しいです。では早速そのルールをみていきましょう。
アルバイトはキャンパス内だけで週に20時間まで
留学生としてアメリカに留学する際、生活費や交際費としてお金を稼ぐためにもアルバイトをしたいなと考えることもあると思います。しかしそこには厳格なルールがあります。
1. 高校留学の場合キャンパス内外でアルバイトは許可されない
2. 大学留学の場合キャンパス内で週20時間までならアルバイト可能
3. 語学留学では学内で留学生が従事できる仕事がほとんどないため原則的にアルバイト不可かつ学校側も推奨していない
どのタイプの留学で共通しているのはキャンパス外で留学生がアルバイトをすることは認められていません。
高校生はアメリカでは義務教育内であり、学業が第一優先ですので学内に高校生が働ける仕事がありません。そのためキャンパス外でも働けない高校生はアルバイトに従事することはできません。
大学生の場合は少し違います。大学生も学業が第一優先であることには変わりはありませんが、義務教育ではなく自立して生きていくことが必要との考えのもと、留学生であってもキャンパス内で週20時間までのアルバイトが認められています。
アルバイトをするには社会保障番号という意味のSocial Secirty Number (SSN)を働く前に取得しなければいけません(以下SSNと呼ぶ)。SSNを取得するには学内のアルバイトに募集して受かったのち、アルバイト先のDepartment (課)に雇うことを確約するのでSSNが必要ですと一筆書いてもらわなければいけません。その後自分の学生としての立場を証明する書類(F-1ビザ、パスポート、I-20等)を市または郡のSocial Security Office(社会保障管理局)に持参してSSNを発行してもらいます。大学のアルバイトに関しての記事はこちら。
90日間を超える長期での語学留学(または週に18時間以上授業を受ける語学留学)もF-1ビザなので学内でのアルバイトは可能なのですが、大学に比べてこじんまりとしているため留学生が働ける仕事がないのが現状です。
また短期の語学留学であればアルバイトをするより友達を作って外に遊びに出かけたり、英語の習得に重きをおくべきです。
住所変更の際には必ず学校に報告しなければいけない
留学して2、3年後にキャンパス外のアパートを借りてルームシェアなどを考えている人は注意していただきたいのが、キャンパス外の住所を学校に連絡しなければ強制帰国という決まりがあります。
学校の特にInternational Student Office (留学生管理課)に報告する必要があります。これはSEVISという留学生の情報を管理する政府のデータベースに留学生の動向を管理するために住所などはもちろんのことあらゆる個人情報が収められており、住所の変更を告げないと「悪いことを企んでいる」と見なされかねないからです。
そのためInternational Student Officeのスタッフも厳重にこれを従事する義務があり、SEVISに関する業務などを怠ればクビまたは法律を犯すことにも繋がるからです。もし、キャンパス外に引っ越す場合は早めに報告しておきましょう。
1学期に12単位以上取らなければいけない
留学生としてアメリカに来ているからにはある程度の単位を取って学問を修めていることを証明しなければいけません。そのため留学生は原則的に1学期あたり最低12単位取らなければF-1(学生ビザ)のステータスを維持することはできず、留学生でいられなくなります。
しかし例外もあり、4年生の最後の学期などで必修科目も全てとり卒業に必要な単位数も満たしていれば例外的に12単位以下でもF-1のステータスを維持できることがあります。この例外に関しては学校ごとに違う場合もあるので留学後にInternational Student Officeに問い合わせるのが無難です。
いかがでしたか。留学生として以上のようなことは最低限留学する前に知っておくべきことです。留学してすぐにルールを破ってしまって強制帰国なんて笑えませんもんね。
自由の国といえどもこういった法律に関わるルールにはとても厳しい国なのでキチンと守り、楽しい留学生活を送りましょう。
ではまた。
Amerism