『アメリカ留学中の子供に送金したい!アメリカの口座への送金方法』

日本の銀行からアメリカの銀行へ送金

最初に紹介する方法の手順としては
 
①元の口座の円をアメリカドルへ替える ②ドルを中継銀行に送金 ③その中継銀行がアメリカの自分の受け取り口座へ送金する
という方法です。
アメリカの大手銀行と提携している日本の銀行はほとんどなく、中継銀行を挟まなければなりません。手数料で約$100前後(=約10,000円)かかります。
三菱UFLやみずほ銀行をはじめとする日本の大手のの銀行口座を介する場合は、この方法で送金することとなります。こういったメガバンク等ではテレビ窓口やインターネットを使って海外送金するケースが増えています。
他にもSMBCプレスティアのように海外の提携先の銀行に直接送金するため中継手数料がかからず、費用を抑えられるケースもあります。反面、提携先の銀行がすごく多いわけではないので、あなたの住んでいる場所にその銀行があるとも限りません。


海外でも使えるプリペイドカード

マネパカードキャッシュパスポートなどに代表される海外でも使えるプリペイドカードを使って送金する方法もあります。プリペイドカードですので与信審査はありません。つまり誰でも発行することができます。
①銀行のATMから指定された銀行口座にお金を支払うことで、お金(円)がチャージされる②チャージされた「円」をプリペイドカードのウェブサイトのアカウントから必要な外貨(アメリカ留学ならドル)に必要な分だけ換金することができる
為替手数料が高めなのと、不正利用に対する保証があまり充実していないことが難点です。
 

PayPalやTransfer Wiseといった送金サービスを使う

PaypalTransfer Wiseといった送金サービスを使う方法もあります。
例えば
①親御さんのPayPalアカウント(クレカ・デビットカードに加え、銀行口座を登録)から、お子さんのPayPalアカウント(アメリカの銀行口座と紐づけられる)にお金を送金
②送金された円をドルに換えた後に銀行から引き出せたり、PayPalのカードを持っていればそこから引き出せる
PayPalは海外送金手数料で1回あたり499円を取っているのに加え、実際の為替レートに3.5%の為替手数料を上乗せして払わなければなりません
もし、1,000ドル分を送金するのであれば
499円+$1,000×0.035=499円+$35(約4,000円相当)
=499円+4,000円= 4,499円
ほどの手数料が1,000ドル分を送金したい際にかかってきます。
Transferwiseは為替手数料がなく、現在の本来の為替レートに送金手数料を足して、海外送金費としています。
こういったサービスを使う際にはきちんと自分のニーズにあったものを選び、手数料の高さ、安さだけで判断しないようにしましょう。

クレジットカードでキャッシングをして外貨を引き出す

手数料は高くなるものの一番簡単に海外で現金を引き出せる方法が、キャッシングをして外貨を引き出す方法です。
1度または1ヶ月にキャッシングできる額も決まっており、学費が高額の場合などの手数料も高くなるのであまりおススメできる方法ではありませんが、方法としてはあります。
また、キャッシングをせずともクレジットカードでそのまま学校の窓口で学費を支払う方法もあります。一時的に利用限度額を上げることもできたり、カード会社からの特典などにも結びつくので手軽さを選びたい人には向いています。

まとめ

    (一部の銀行を除き)日本の銀行口座から現地の口座にお金を送金する際には、為替手数料、中継手数料、受け取り手数料がかかる
    SMBCプレスティアなど一部の銀行では中継手数料なしで送金できる銀行もある
    マネパカードやキャッシュパスポートなどのプリペイド式のカードを使って送金する
    PayPalやTransferwiseなどの送金サービスを使う
    クレジットカードでキャッシングにより現地の通貨で現金をおろす
いかがでしたか。海外送金を始めてする際にはわからないことが多いと思いますが、この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
高額なお金を送金する場合は、手数料が一律のものの方が、その金額の何%か取られるサービスよりも良いと言えます。送金する額や、それにともなう手間、もちろん手数料のことなど総合的に判断して海外送金する方法は決めてください。
アメリカで銀行口座を解説する方法はこちらから。
ではまた。
 
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