『ついにアメリカでの授業が開始!大学の成績に影響するDropとWithdrawとは?』

こんにちは。新入生オリエンテーションが終わり、翌週からとうとうアメリカの大学で初授業が開始。本格的な留学生活はやっぱり授業が始まってからだと思います。 留学生としてアメリカに留学したからには是非とも良い成績を維持したいものです。履修してみた授業が思ったのとは違かった。他の授業もとってみたくなったなど実際に受けてみないとどんな授業かわからないこともあります。 アメリカの大学では一旦履修登録した授業をやめたいといった時にDropとWIthdrawという選択肢をとることがきます。そのDropとWithdrawについて詳しく解説していきます。

アメリカの履修登録

DropとWithdrawの違いを話す前に簡単にアメリカの履修登録の手順について説明すると、まず1学期あたり留学生として12単位以上履修する必要があること。これは留学生として絶対に守らなければいけないルールです。
履修登録は単位をたくさん持っている上級生から開始します。
アメリカでは4年生をSenior、3年生をJunior、2年生をSophomore、1年生をFreshmanと呼びます。厳密にはそれぞれの大学で定めている単位数に応じて学年を決めます。編入での大学入学でない限り新入生はFreshmanです。
前年度から在籍しているSenior、Junior、Sophomoreは前年度のうちに次の学期の履修登録は済ませています。Freshmanの生徒の中でも早めに入学を決めている学生は春先には履修登録もできる学校も中にはあります
留学生の場合、入学以前に学部の教授たちに会うことは難しいので、オリエンテーション期間に教授たちに顔見せに行くのが一般的です。ここまでには履修登録は終わらせておくか、卒業までの履修計画を明確にするために相談しておいた方が良いでしょう。
履修登録の仕方についてもっと詳しく知りたい方はこちら。

DropとWithdrawの違いとは?

DropWithdrawという履修したクラスの変更に関する2つの言葉があります。
どちらも履修した授業をやめることには変わりありませんがそれぞれの違いはなんでしょうか。
* Drop・・・授業が始まって最初の1週間が終わるまで(授業のある金曜日まで)に履修登録したクラスを取りやめること * Withdraw・・・授業が始まって最初の1週間以降に、履修登録したクラスを取りやめること
【Drop】
授業開始後最初の1週間は多くの学生がDropで履修した授業の履修をやめたり、反対にAddをして追加したりします。
いわゆるお試し期間で、この期間は授業の履修をやめてもペナルティーはありません。初日の授業に出て、シラバスをもらい、担当教授から1学期間の授業の進め方などの説明を聞いてDropするかどうかの判断をします。
特にFreshmanの間は自分の専攻(Major)の教科よりも必修とされている一般教養の教科を多くとることになります。将来的に専攻を変えたり場合によっては他の学校に編入しようかということもあり得るので一般教養のクラスをとっておくべきです。
その一般教養のクラスにもたくさんの選択肢があるので、この選択肢での中でFreshmanの学生はAddとDropをすることが多いです。専攻のクラスは卒業のために絶対に履修しなければいけないのでDropすることはありません
アメリカの大学の一般教養について詳しく知りたい方はこちら。
Dropをした場合には成績表には何も記載されず全体の成績への影響もありません。
また最初の1週間で仮に学校をやめるという場合、学費の払い戻しをしてくれます。大抵の場合は一番最初の授業の日に退学申請をすれば学費が全額返金され、日を追うごとに返金料が少なくなっていくシステムです。
Withdraw】
の始めの1週間を超え、中間テストの点数が芳しくなく挽回するのが難しいと感じた場合にWithdrawをします。
Dropと違い、Withdrawにはちょっとした「ペナルティー」があります。成績表にWithdrawまたはWと表示されてしまうのです。このWithdrawをした場合にはもちろん単位はもらえません。しかし成績(GPA)自体にも影響を与えないため、途中経過での成績が芳しく、良い成績を維持したい場合はWithdrawをするべきです。
Withdrawをした時点での成績がパスしている場合(次第点以上)はWithdraw Pass、パスしていない場合(次第点以下)の場合はWIthdraw Failと成績表に表示されるので注意してください。
留学生は1学期あたり12単位以上取らなければいけないのでWithdrawをして単位が12単位を割らないように注意してください。仮にWithdrawをせずに最終成績が「D」や「F」となってあまり良い成績ではない場合でも、次の学期以降にもう一度同じクラスをとって(retake)、より良い成績を取ればその成績が上書きされるので仮に12単位を下回るため履修から外せない場合でも挽回のチャンスがあります。
最後に、Withdrawをする場合は担当教授に直接話をしにいき、教授から書類にサインを貰わなければいけません。ですのでWithdrawをする際にはきちんとその理由等を話して、再び履修する可能性もある場合など、きちんとそのことを伝えましょう。
反対にDropをするのに教授の署名等はいらず、学校が用意しているオンラインシステムを使って自分で自由にDropやAddができます(学期開始後最初の1週間

[まとめ]

* 留学生は1学期あたり12単位以上取らなけれないけない * 学期始めの最初の1週間目は自由にAddとDropをして授業を追加したり減らしたりできる(追加料金なし) * 学期始めの最初の1週目以降で成績が芳しくない場合、Withdrawをすることができる * WithdrawをしてもGPA(成績)には反映されない * 成績が思わしくないクラスは次の学期以降再履修(retake)して成績が向上すれば良い方の成績が成績表に表示される
いかがでしたか。dropとwithdrawはどちらも良い成績を維持するためには有効な手段であり決してクラスから「逃げる」という行為ではないので、必要な時にはきちんとdropやwithdrawをしましょう。就職活動の際など、成績表は間違いなくみられますし、少しでも良い成績を保っていたいですね。
ではまた。
 
Amerism