『アメリカ留学で学びたいことがたくさん-専攻を2つ選べるダブルメジャーとは-』

こんにちは。アメリカ留学をしたいんだけど、学びたいことがたくさんあって決めきれない。会計とマーケティングどっちも専門的に学びたいな。 複数の分野を専門的に学びたいことは当然ありますよね。アメリカ留学ならそれが可能なんです。 アメリカの大学はダブルメジャーまたはトリプルメジャーと複数の専攻を選びその学位を取得することができます。まさに一石二鳥というわけです。
せっかく留学して同じお金を払うならダブルメジャーに挑戦してみたいなと思うかたも多いと思いので、今回はダブルメジャーについて詳しく解説していきます。トリプルメジャーもダブルメジャーと基本的に同じルールなので、ダブルメジャーに絞ってお話しをしていきます。

主専攻、副専攻とは

ダブルメジャーのお話をする前に、まずは主専攻副専攻についてお話しします。
アメリカの大学に正規の学生として学位入学する場合は、自分の一番学びたい学問を主専攻(=Major、メジャー)として最低1つ選ぶ必要があります。この際多くの大学では専攻は2年生(sophomore)の終わりまでに選ぶ必要があります。裏を返すと2年生の終わりまで専攻を決めなくても良いのです。
大学入試の時点で学部や学科を決めなければならない日本の大学制度とは大きく違うところですね。最近では東大なども進振り制度などによって、主専攻に関わる授業などは大学3年生以降行うという学校も増えてきている一方、アメリカの大学ほど専攻に関して柔軟性はありません。アメリカでは18歳、19歳の高校を卒業したての「子供」が自分のやりたいことをその年齢で決めるには早すぎるという考え方が一般的で、アメリカに正規留学する時のメリットであると言えます。
主専攻とともに、多くの大学では学生に対して副専攻(Minor)を持つように必須化している大学があります。副専攻とは主専攻ほど専門的にではありませんが、興味がある分野で多少突っ込んで学びたいという学問領域を16〜20単位ほどの範囲で履修することで得られる「肩書き」です。授業数にすると5〜7クラス分くらいです。
例えば、ウェブデザインを学びたい学生が主専攻をコンピューターサイエンス(computer science)に、副専攻をアート(art)にするといった場合です。
副専攻は主専攻に関連する分野を選ぶ学生もいれば、関連性は少ないが好きという理由で選ぶ学生もいます。主専攻を1つ、副専攻を2つ選ぶこともできます(1 Major 2 Moniors)。

ダブルメジャーの基本情報

では本題のダブルメジャーですが、ダブルメジャーというのは主専攻を2つ選ぶことです。それに伴い、無事卒業できれば学位を取得する際、2つの専攻が学位に刻まれます。こう聞くとカッコいいことなのですが、ダブルメジャーを持ちながらきちんと良い成績を収めることは一筋縄ではいかないのです。
ダブルメジャーの場合、主専攻を2つ選ぶので必須科目が多くなります。アメリカの大学の平均卒業単位120〜130単位くらいで、主専攻に必要な単位数は平均して50〜60単位とです。
1つあたりの専攻で50単位くらい履修しなくてはいけないと考えた時に、50×2で=100、専攻の単位だけで100単位も取らなければいけないではないか。これにプラスして必修の一般教養の授業もあるから120単位どころではなく、130、140単位も取らなければいけないのと思う方もいらっしゃると思います。
まさしく140単位ほども卒業に必要な単位が必要になってくるなんてこともありえます。一般教養30〜40単位は大学側から指定された授業を受けなくてはいけないものもあり、ダブルメジャーなんて不可能ではないかと。ですが、ここがミソです。
ダブルメジャーを選択する場合、分野の全く違う専攻を2つ選んでしまうとこうしたことが起きえます。例として、数学とアートなど。ですが、ダブルメジャーを選ぶ学生のほとんどは分野の全く違う2つの専攻を選ぶのではなく、ある程度取らなければいけない授業が被っている専攻同士を選びます
例えば、将来ビジネスマンとしてバリバリ営業をやりたい学生が、マーケティングだけでなく会計学も主専攻として学び、ダブルメジャーにする場合などです。会計学の授業でもビジネスに関わる基本を学ぶために、経済学(economics)、統計学(statistics)、微積分学(calculus)、財政学(finance)、マネージメント学(management)といった授業をほぼ全ての学校の会計学プログラムで必修としています。
マーケティングの専攻でもこれらの授業を必須としているところがほとんどで、多くの授業が重複するので、被っていない授業だけ追加で受ければ良いというようになります。
ダブルメジャーをするにあたり、4年間のプランで多少スケジュールが厳しくなる学期も出てくると思います(1学期に24単位など)。ですがダブルメジャーできちんと卒業できた時には、平たく言って学位2つ分の価値があるので、企業側からしても幅広い知識と専門性があるとみなしてくれるわけです。サマーターム(夏季講習)などを利用して授業を補うこともできます。
夏季講習に関する詳しい情報はこちらから。

ダブルメジャーにする際のデメリット

ダブルメジャーにする際には多少デメリットがあります。
例えば、単純に追加で取らなければいけない授業数が多くなるため、人によってはキツイと感じます。通常アメリカの大学では1学期あたり20単位まで履修することができるのですが、ダブルメジャーにした場合、4年間できちんと卒業するためにはある学期に24単位取らなければいけず、20単位以上とる場合の追加授業料を払わなければいけないということもあります。
大学それぞれの学費にもよりますが、追加の単位、1単位あたり$1,000くらいは平均してどこの大学でもかかるので、4単位増やす場合には$4,000ほどプラスして学費を払わなければいけない計算です。
もちろん1年次からダブルメジャーにすると心に誓い、計画的に授業をとっていけば毎学期20単位以下で4年間かけて卒業することもできるのですが、アメリカの大学では専攻の変更の柔軟性から2年になってから専攻を変えダブルメジャーにする人などもいます。こういったケースを避けるのであれば、留学する前からきちんと自分の進路に目を向けて専攻を選んでいく必要があるのです。
現代では、専門性×専門性というくらい、複数の専門性があると仕事の幅が広がるので、多少学費を多めに払うこととなっても、ダブルメジャーにするメリットは十二分にあるのでやはりダブルメジャーはオススメです。

人気のあるダブルメジャー

以下に人気のあるダブルメジャーの組み合わせを紹介していきます。
・言語(foreign language)とビジネス (business) ・言語(foreign language)と政治学(political science) ・経済学(economics)と数学(mathematics) ・エンジニア(engineering)とコンピューターサイエンス(computer science) ・アート(art)とWebデザイン(web design) ・国際関係学(international studies)と言語(foreign language) ・生物学(biology)と化学(chemistry) ・エンジニア(engineering)と物理学(physics) 等
ざっと一覧であげましたが、他にもダブルメジャーとして組みやすい専攻はあります。
言語(foreign language)はほとんどの大学で必修科目として指定されている上に、留学した場合など現地の言語でもうひとつの専攻の授業を受ければ一石二鳥で単位をもらえるので、ダブルメジャーの選択肢として非常に人気です。留学するという目標もあるのでモチベーションを保ちやすいこともあります。
理系分野で言えば、エンジニア系の専攻は留学生も含めて非常に人気があり、数学や物理学などを多く必修としているので必然的にそれらの専攻とのダブルメジャーを組みやすくなっています。

まとめ

ダブルメジャーの特徴をまとめると * 専門的な分野が増え、就職に有利 * うまくスケジュール管理をしないと、お金も時間もかかる * 組み合わせる2つの専攻によって効率的に必須の単位を稼げる
いかがだったでしょうか。私個人としてはダブルメジャーは非常にオススメであると言えます。課外活動に当てられる時間なども必然的に少なくなりますが、卒業後に得られるメリットは1つのメジャーしかないよりは遥かに高いと言えます。そのためには留学準備の段階からきちんと大学4年間のプランをシミュレーションして計画的に行動することが必要です。
現地での就職を見据えて専攻を選ぶという場合はこちらの記事も参照してください。
ではまた。
Amerism