『アメリカでインターンシップをしたい!CPTとは?』

こんにちは。大学2年生、3年生くらいになると友達の間でよく「インターンシップ」の話をするのではないでしょうか。 日本でも「インターン決まった!」と大学生が電話で話しているのを良く耳にしますが、アメリカに留学のために渡った後、どのようにしたらインターンシップで働けるのでしょうか? 今回はそんなアメリカ留学中のインターンシップについて深掘りしていきます。

インターンシップをするための”CPT"とは?

CPTとはCurricular Practical Trainingの略で留学生が在学中にインターンシップをすることができるプログラムの名称です。CPTでは週に20時間以内のPart-time Jobでも20時間以上のFull-time Jobのどちらでも構いません。さらに有給でも無給でも良いので、有給のインターンシップを行なって生活費の足しにすることも可能です。
CPTと似ている用語にOPT (Optional Practical Training)というプログラムもありますが、こちらは在学中ではなく卒業後に留学生が就労できるプログラムなのでお間違えなく。OPTに関する記事はこちらから。

CPTの条件

ではCPTプログラムの条件や制約にはどのようなものがあるでしょうか。留学生が勉学優先であるため、インターンシップをすることができると言えど無制限ではありません。
1. 申請に1~2週間ほどかかる 2. 申請前に雇用主から雇用のオファーをもらっている 3. 自分の専攻に関わる分野で、かつ大学側からインターンシップとして単位を貰えなければならない 4. 1年以上学校に在籍している(大学院生で入学後すぐにインターンシップのクラスの履修が必要な場合を除く) 5. 12ヶ月以上CPTで働いた場合、OPTには申し込めない
それぞれの条件を見ていきましょう。
まず申請に1〜2週間ほどかかるというのは、必要な書類を集めたのち大学内のInternational Student Office (留学生事務局)にそれらを提出しなければいけません。集められた書類とその情報はSEVISと呼ばれる留学生に関する情報を管轄しているデータベースに載せられ、承諾が出るまでに早くて1週間ほどかかるということです。
CPTの手続きにかかる期間は比較的短い方で、OPTは終了の承諾を得られるまでに最低でも3ヶ月ほどかかるのと比べると、スムーズであると言えます。
次に雇用主から雇用のオファーです。これがなければ当然働くことはできません。CPTは大学内の仕事にも応募することができますが、どちらにしてもレジュメを出したり面接を経て正式なオファーが必要です。
3番目の条件として、CPTでは自分の専攻と全く関係のない分野でインターンシップをすることはできないということです。
ろう教育を専攻していた私の場合、専攻の必須クラスにStudent Teaching (いわゆる教育実習です)があり、1学期間オフキャンパスの学校で見習い教師として働くことが義務付けられていました。この場合、私の専攻領域と同じ分野であり、かつ単位としても認められたのでCPTとして働くことができました。CPTとして働けるかどうかにもし不安があれば事前にInternational Student Officeのスタッフに相談しておくことをオススメします。
次にCPTに申し込むには1年以上その学校に在籍している必要があります
留学の1年目には原則CPTとして働くことはできないわけです。しかし大学院の場合は例外で、大学院生として留学して1年目にインターンシップのクラスが必修とされていてもCPTは認められます。これは大学院の修士課程が2年間で終わることなども関わっています。
最後に、CPTで12ヶ月以上働いてしまうと卒業後に就労することが可能なOPTのプログラムには申し込めないということです。CPTを考えている際は期間にも注意してください。
ちなみに語学学校では専攻や学位がないためCPTやOPTのプラグラムはありません。

CPTを使ってインターンシップをするべきか

これは間違いなくするべきです。アメリカ社会では即戦力を求める傾向にあり、新卒も中途も関係ありません。もちろん新卒の方が社会経験が浅いことは言うまでもないのですが、大学などでのインターンシップの経験、課外活動などは重要視されます。
日本でもインターンシップの経験が重視されている昨今、留学後に日本に戻って就職すると言う場合でもCPTを通してのインターンシップの経験は企業側にも評価されるでしょう。

[まとめ]

CPTとは留学して在学中に行うインターンシップのこと。 CPTの条件としては主に、
    申請に1~2週間ほどかかる
    申請前に雇用先からのジョブオファーが必要
    自分の専攻に関わる分野で大学側から単位をもらえなければならない
    1年以上その大学に在籍してなければいけない
    12ヶ月以上CPTで働いた場合はOPTには申し込めない。
    語学学校ではCPTには申し込めない。
いかがだったでしょうか。学位留学したのなら是非CPTを使ってアメリカで職場経験をしてみてください。きっとあなたの今後にプラスに働きます。
アメリカで就職しやすい専攻についてはこちらの記事から。
ではまた。
 
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