『アメリカでアパートを借りるときに知っておきたいこと』

こんにちは。今回の記事ではアメリカ生活に少し慣れてきて、寮でルームメイトと住むよりもアパートで一人暮らしをしよっかなと考えている方へ向けて、アパートを借りるときに知っておきたいことというテーマでお話したいと思います。 
  

 
アパートがアパートじゃない
まず日本で「アパート」と聞くと、なんだか古臭くて狭いイメージがあるかもしれませんが、アメリカでいうアパート(apartment)は日本の一般的なアパートよりも広々としているところが多く、プールジムがアパート内に併設されてるところが多いです。 車を停める駐車所にもゲートがあってキチンと住人用のパスを持っていなければ入れないようになっています。
アパートには冷蔵庫オーブン食洗機電子レンジは必ずと言っていいほど備え付けられているので買う必要はありません。洗濯機乾燥機は自分の部屋にあるタイプと共用で使うタイプのアパートがあります。洗濯機や乾燥機が部屋の中にある場合は月額の料金が若干上がることが一般的。
 

 

値段が安いアパートは治安があまり良くないエリアの証拠

アメリカのアパートもピンキリで田舎でも都市部でも最安値で$350くらいです。田舎はもとより、都会での物件で月に$500を下回るアパートというのは近所のエリアの治安があまり良くないケースがほとんどです。いわゆるドラッグを隠れて使っている若者や貧困層に分類される家庭などが住んでいることが多いです。とはいえ場所によっても物価が変わってくるので、小さな町や田舎町であれば月$350のアパートであっても安全なエリアであることもあるのでキチンと調べる必要があります。
私がオススメする方法は、アパートのエリアとNeighborhood Scoutという犯罪マップを使って安全な地域と治安の良くない地域とを照らし合わせるということです。
(Neighborhood Scout URL: node.data.uri
留学先の都市が決まった後、日本を出発する前にアパートを借りる予定の方もそうでない方も犯罪マップを使って自分の住むまちの治安事情をしっかりと頭に入れておくことをオススメします。
 

 

契約書の内容に注意

アメリカのアパートの契約は大抵の場合1年契約からですが、稀に最低9ヶ月や10ヶ月から契約できる物件もあります。実際私も9ヶ月から契約できる物件に住んだこともあります。 その際に注意してほしいのが契約書の内容で、特にleasing dateと呼ばれる契約期間です。
アパートのオフィスでお話した時は10ヶ月でも大丈夫なんて管理人に言われていたのにも関わらず、契約書の方では1年間借りるようにleasing dateが設定してあるなんてこともあります。これはアパートの管理人が意図的にやっているかは不明ですが、1年が基本のアパート賃貸では管理人も10ヶ月でOKと言っていたことを忘れていた、なんてこともあります。
契約は全て自分の署名を入れますがキチンと署名をする前に契約書をよく読んで気をつけましょう。
後からまちがった日付をいれられてたのにも関わらず署名してしまっていたら、もうそれは自分に落ち度があるとみなされ、契約期間を変更できません。気をつけてください。 さらに契約書の内容というのはダラダラと長いものが多く最近では電子化されて、そこに自分の電子署名を入れることもあります。電子署名の場合であっても、長い契約書でもキチンと読んでから署名しましょう。
 

社会保障番号(Social Security Number)が必要

アルバイトにしろ正社員にしろアメリカで働くには社会保障番号(Social Security Nnumber)と呼ばれる個人一人一人に割り当てられるマイナンバーのような番号が必要です。この番号はアメリカ人であっても自動的にもらえるわけではなく、高校生になってアルバイトをする際、雇用契約を結ぶ前にもらえたりするものです。留学生であればキャンパス内でアルバイトをする時にもらうのが一般的な社会保障番号の受け取り方です。
この番号をもらうためだけに、学内でアルバイトをしようと考える留学生もいます。それだけアメリカ社会で生きていくためには必要な番号です。 アパートを借りる際にもしこの番号を持っていないと契約してもらえないことがほとんどですので、事前に入手しておくことが必要。
 

 

まとめ

    ・アメリカでいうアパート(apartment)は日本のアパートよりもずっと設備が充実していて、備え付けの家電などがあることがほとんど
    ・あまりにも賃料が安いアパートは周辺の治安があまり良くない証拠で、住む前に犯罪マップ等で治安を調べる
    ・契約書の内容はきちんと読み、特にleasing date(賃貸契約期間には気を付ける)
    ・アパートを賃貸契約するにはSocial Security Numberと呼ばれる社会保障番号が必要
いかがだったでしょうか。アメリカでアパートに住もうかなと考えている際にこの記事に出会って助かったと思っていただけたら幸いです。特にアパートを借りるということは色々な社会的責任がついてきて、自分自身で生き抜いていく力を養えるということにもつながります。反面、安全面など他人には頼れず自己責任な部分が多いのでキチンと準備をしてからアパートを借りましょう。
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ではまた。
 
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