『留学先での英語の勉強方法:留学すれば必ず英語が上手くなるわけではない?』

こんにちは。英語圏の国に留学やワーキングホリデーで行った後、生活で英語を使うとは言え必ず英語力が上がるという保証はありませんよね。そのため留学後、英語に囲まれている環境にいてこそ大事な勉強があります。今回はそんな留学後に大事な英語の勉強方法をご紹介していきます。

わからない単語を調べる習慣をつける

言語学習をする人が必ず直面するのが「単語」力で、留学前に英語を独学で学んでいる際に何回も辞書を引いて(最近は電子辞書や携帯のアプリが主流ですが)わからない単語を調べるのではないでしょうか。
このわからない単語を調べるという習慣は留学前もとより、留学後にとても大事な習慣であると私は思います。なぜなら生活の全て、あらゆるところに英単語はあり毎日20個、30個以上は必ず知らない単語に遭遇するはずだからです。
わからない単語をノートに記録する必要は全くありませんが、わからない単語にあった時にすぐ調べることが最重要です。そのため辞書は携帯のアプリが一番良いです。断言します。紙辞書はもちろん、電子辞書だって絶対普段から持ち歩かないと思いますので、習慣が大事な単語学習には間違いなく携帯のアプリが向いていると思います。 色々な辞書アプリを使ってきましたが、一番使いやすく今でも使っているアプリは(無料のしか使ったことがないので無料辞書アプリからの推薦になります)アルク社が出している「英辞郎on the Web」というアプリです。
英語を勉強している人で使ったことがある人も多いアプリですが、無料で使える上に掲載単語や熟語の数がとても多いこと単語がどのように文の中で使われているかわかるという点もとても優れています。日本語から和英辞典として調べることもでき、完璧な辞書と言っても過言ではありません。
パソコンでインターネット上でも調べられますのでパソコンで学校の課題などをやっている際はそちらを使うと良いと思います。携帯のアプリ版だと単語の発音もしてくれてとても便利です。

課題のエッセイやレポート作成の際Writing Centerを利用する

大学等への留学の場合、学校にはWriting Centerと呼ばれる文書を書くような課題の添削、構成編集のアドバイスをしてくれる機関があります。留学生は特に文法や英語での文章構成に慣れていないことも多く、Writing Centerが利用できるのであれば最初の1、2年は少なくとも頻繁に通うのをオススメします。「書く」能力は書いた後に何度も添削・編集してこそ磨かれるもので、ネイティブの人が手伝ってくれるWriting Centerは利用しない手はありません。きちんと通うと1年後、2年後のWritingの能力は見違えるように伸びているはずです。

映画やドラマを見る

留学する人の多くは海外映画やドラマが好きな人が多い傾向にありますが、中にはあまり好きではない人ももちろんいます(私も実際あまり洋画や海外ドラマは見ませんでした)。
しかし、欧米の国(特にアメリカ)では映画やドラマは教養の1つと捉えられているくらい有名な作品は皆1回は見ていますし、友達との会話でも必須です。実際に映画館の料金もアメリカでは$7$8ととても安価で1週間に1回くらいは映画館に足を運ぶ人もたくさんいます。 そんな映画やドラマを見るのは英語学習にとても役立ちます。リスニング力を鍛えるのは様々な英語表現に触れる必要がありますが、普段の授業や仲の良い友達だと日本でいう「口癖」のように使う英語が決まってきます。そのためハリウッド俳優たちが使うようなキザなセリフなどに触れる機会がないので、映画やドラマはそういった機会を与えてくれるという点でとても有益です。
最近ではNetflixやHuluなどの安価なサブスクタイプの動画配信サービスも増えているので気軽にたくさんの作品を見ることができます。字幕設定なども簡単にできるためこういった動画配信サービスは英語学習にとても役立ちます。
映画も面白いですがドラマ派の方がどちらかと言うと好きです。なぜならドラマだとエピソードやシーズンがたくさんあり、話がつながっているため次の話を見るモチベーションが上がるからです(もちろん学業に支障が出るほど見続けてはまずいですが。。笑)。

日本の小説の英訳バージョンを読む

学校で大量のリーディングの課題などが与えられて普段から英語を「読む」機会がある人でも小説を読むことによって向上できる英語スキルはあります。小説を読むことで文語表現に触れられより語彙力が増えたり、リーディング力を鍛えることができます
特にオススメなのが日本の小説で英訳されているものから始めることです。
例えば村上春樹さんの作品などの多くは英訳にされていて、学校や町の図書館にもたくさん置いてあります。なぜ日本の小説の方が良いかというと、町の名前など本の中で登場する固有名詞が日本のものなので情景をイメージしやすく、読んでいて苦ではないからです。
あまり小説を読む習慣がない人やリーディング力に不安がある人でも楽しく1冊読むことができます。そうやってたくさんの作品に触れているうちに自然とリーディング力が向上していきます。

とにかく話すこと

月並みですがスピーキングの力を養うためにはとにかく英語を「話す」ことが重要です。学校の内外で友達や先生、またレストランやショッピングの際などとにかく英語で話して自分で使える表現を増やしていかなければなりません。
話すのは別に相手がいなく、一人で街を歩いている時でもできます。目についた街のもの、例えば「電柱」が目に入ったら「電柱って英語でなんていうんだ」と考えてください。もしわかれば自分の口で「electric pole」とつぶやいてみること。この積み重ねでスピーキングの瞬発力が上がって、使える単語・熟語や表現が増えます。 洋画を動画サービスで一人で見ている際に、表現された英語をシャドーイングの要領でコピーしてみるというのも自分の口で英語を話す機会を増やします。 話す作業は自分一人でも向上させることができるので是非トライしてみてください。

まとめ

    携帯のアプリでわからない単語に遭遇したら調べる習慣をつける
    留学などの場合、利用できればWriting Centerを利用する
    海外映画や洋画を見て様々な英語表現を聞けるようにする
    日本の小説の英語バージョンはリーディング力向上に最適な教材
    一人の際でも、歩いているときに見かけた単語を発音したり、動画視聴サービスを見ている際にシャドーイングをして話す機会を増やす
いかがでしたか。英語は現地に行ってからこそ工夫して勉強することで、限られた留学やワーホリの時間などを活用して最大限に英語力を伸ばすことができます。共通して言えることはその勉強法を「習慣化」することです。泥臭いかもしれませんが、留学・ワーホリに行ったからと言って英語力が自然と急上昇するわけではないと思っておくと良いと思います。
関連して現地での英語の授業についていけるような工夫に関する記事はこちら。
 
ではまた。
Amerism